昨日、国際小包が届き、中には腕時計が入っていました。以前、出資サイトKickstarterで出資を募っていたMARTIAN WATCHES社の「Matian Passport」という製品でした。
この腕時計については、当ブログでも昨年9月に一度ご紹介しました。
Viva!お買い物]こんな腕時計が欲しかった!iPhoneと連携するBluetooth腕時計
この時計の最大の特徴は、iPhoneやiPadなどのiOSと連携できることです。(Android OSも可)
電話、Siri、メッセージ、カメラなど沢山のことが腕時計から操作できます。
一般販売の予約受付も開始したようなので、今日はこの腕時計をご紹介します。
外観とスペック
今回私が買ったものは「Martian Passport」という角形のモデルです。(他に丸型の「Martian Victory」というモデルもあります)
シルバーのケースにアナログ時計と液晶窓が付いたもので、黒い革のバンドもあってレトロで落ち着いた雰囲気です。
主なスペックや特徴は次のとおりです。(メーカーホームページより)
■スペック
Case size: 39 x 37 x 13.34mm
Case material: Stainless steel
Backplate: Fire-retardant resin
Band: Leather
Crystal: Scratch-resistant glass
Movement: Japanese analog quartz
■特徴
Analog quartz watch with Japanese movement
Upper Command Button
Lower Select Button
Noise-Cancellation Microphone
Directional Personal Speaker
96 x 16 pixel graphic OLED display
Bluetooth® 4.0 chip (classic Bluetooth and Bluetooth low energy)
RGB LED light
“Light Touch” Vibrating Motor
3-Axis Accelerometer
Magnetometer
Stainless Steel Case
Band: Genuine leather (white face watches) or sporty silicone (black face watch) with stainless steel clasp
Anti-scratch glass crystal
Splash-resistant
Micro USB port for recharging and firmware updates
アナログ時計部が日本製というのは少し驚きです
iPhoneとの接続
iPhoneとの接続はBluetoothで行います。iPhone4S以降であればBluetooth 4.0が使えるのでバッテリーに優しいです。
一般的なBluetooth機器と同様に、最初にペアリングをすることで接続することができます。
さらに詳細な機能を使用するためには、iPhone側に専用のアプリをインストールします。
Martian Watch Alerts (Version 1.11) | ||
カテゴリ: | ソーシャルネットワーキング | |
価格: | 無料 | |
デベロッパ名: | Silverplus, inc. | |
リリース日: | 2013/03/27 | |
対応デバイス: | ||
現Ver.の平均評価: | (無し / 0件の評価) | |
通算の平均評価: | (無し / 0件の評価) | |
Game Center: | 非対応 |
実際にできること
1.電話
iPhoneにかかってきた電話は、アドレス帳に入っている連絡先であればその氏名が表示されます。時計のボタンを押すことで通話ができます。腕時計のケースの右側にマイクが、手前の側面にスピーカーが付いており、音声もはっきり聞き取ることができました。
2.Siri
ケース左側のボタンを一度押すとSiriが起動します。iPhoneはホームボタンを長押しすることでSiriが起動しますが、腕時計では長押しが不要なので、こちらの方が便利に感じました。マイクの認識も良い方だと思いました。(問題は私の滑舌かもしれません…)
3.メッセージ
iPhoneに着信したメール(IMAPのみサポート)やSMS、Facebook、Twitterを時計の液晶部分に表示することができます。日本語ももちろん表示可能です。最近はAndroid OSではLINEにも対応したとのことで、今後も対応アプリが増えるものと思われます。
例えばメールの場合、送信者と件名がスクロールで表示されます。
着信時にはバイブで知らせてくれるので、会議などで携帯を取り出すことができないときにもさりげなくチェックできます。(時計ばかり見てると不審がられるかもしれませんが…)
残念な点は、メールは1アカウントしか登録できないことと、Twitter設定をするとiPhone側のアプリが強制終了してしまうことです。
4.iPhoneから離れたらお知らせ
この類いのガジェットではお馴染みのiPhoneから一定距離離れるとバイブでお知らせしてくれる機能です。この腕時計では接続したときと再び接続する際にバイブで知らせてくれます。実際には見通しの良いところで約30m、壁などを挟むと10mくらいで接続が切れてバイブが作動しますが、置き忘れを想定すると、個人的にはもう少し早く知らせて欲しいと思いました。
5.iPhoneを呼び出す、腕時計を呼び出す
これは腕時計からiPhoneを、iPhoneから腕時計をそれぞれ呼び出すことができる機能です。どこへ置いたか忘れてしまったら、この機能を使うことでアラーム音を鳴らして教えてくれます。
私はどこかに置き忘れるくせがあるので、この機能はありがたいですが、お世話にならないように気をつけたいと思います。
6.iPhoneのカメラを操作できる
腕時計のメニューから「Camera Mode」を選択すると、iPhoneのカメラが起動し、ボタンを押すとシャッターを切ることができます。iPhoneで集合写真を撮るときに、予めフォーカスと露出を決めておき、シャッターだけ腕時計から操作すると便利そうだと思いました。
カメラは当然ながらシャッター音が出ますので、正しい用途に使用しましょう。
使うかどうかは別として、この機能を使ったときに少し高まりました。
まだ使用後間もないので、できることはこんなところです。
気になるバッテリー性能は?
バッテリーについては、充電はMicro-USB経由で約2時間でフル充電となりますが、この状態で通話は2時間以上、スタンバイだと7日間も持つそうです。
もっと気になるお値段は?
MARTIAN WACHESのオフィシャルストアでは1本299ドルとなっています。
私がKickstarterで出資した時には125ドル(送料として別に15ドル)でしたので、半額以下で買えたことになります。
どこで買えるの?
現在はオフィシャルのホームページから予約できます。気になる方はご覧ください。
以上が「Martian Passport」のご紹介でした。
昨年からこのようなBluetoothでiPhoneと連携する腕時計が発売され始め、カシオのG-Ghockは1万円台で購入できるので、デザインや機能で選択できるようになってきたのは嬉しいことです。自分に合った1本を探してみてはいかがでしょうか?
愛野美奈子
最近では日本のショップhttp://www.oneme.jp/からMartian Watche購入できます。