2013年10月8日から同12月1日まで、東京国立博物館　平成館にて『特別展　京都−洛中洛外図と障壁画の美』が開かれます。
それに先駆けて、iPhone用の公式アプリ「洛中洛外図屏風」がAppStoreに登場しました。

今日はこのアプリをご紹介したいと思います。

	洛中洛外図屏風 完全版 (Version 1.0.1)
	カテゴリ:	教育
	価格:	￥450
	デベロッパ名:	Nippon Television Network Corporation
	リリース日:	2013/09/04
	対応デバイス:
	現Ver.の平均評価:	(無し / 0件の評価)
	通算の平均評価:	(無し / 0件の評価)
	Game Center:	非対応

　

無料のお試し版もあります。

	洛中洛外図屏風 (Version 1.0.0)
	カテゴリ:	教育
	価格:	無料
	デベロッパ名:	Nippon Television Network Corporation
	リリース日:	2013/04/26
	対応デバイス:
	現Ver.の平均評価:	(4 / 6件の評価)
	通算の平均評価:	(4 / 6件の評価)
	Game Center:	非対応

■そもそも「洛中洛外図屏風」とは？

「洛中」とは京都の町なかを、「洛外」は郊外を指します。「洛中洛外図屏風」は町なかから郊外までの広域を描いた鳥瞰図ということになります。
有名な寺社や町の賑わいなどが細かく描写されており、その時代の文化や風俗などを知ることができます。

「洛中洛外図」は室町〜江戸時代に数多く制作され、山形県米沢市の米沢市上杉博物館所蔵の「上杉本洛中洛外図屏風（国宝）」が特に有名ですが、今回の特別展で公開されるものは、江戸初期に描かれた「洛中洛外図屏風　舟木本（重文）」です。

■「洛中洛外図屏風」アプリの特徴

1.細部まで拡大して表示できる

今回リリースされたアプリの最大の特徴は、洛中洛外図屏風の細部まで自由に拡大表示できる点です。博物館などで展示されるものは、殆どがガラスケースの向こう側で、細部までを見ることは難しいため、オペラグラスで拡大して見ている方を見かけますが、このアプリを使えば、じっくり細部まで見ることができます。

2.Ｑ＆Ａ付きで分かりやすく解説

アプリの中にQ&A集があり、例えば『「右隻第三扇」ってどこのこと？』や『「通し矢」って何？』と言った多少難しい内容から、『めっちゃ笑ってますよね？』や『汁ものですよね？』と言った、質問を読んだだけでは何を言ってるのか分からないようなユルい内容まで、いろいろ書かれており、この手のアプリに多い、「堅苦しい」「難しい」というイメージは少なくなっています。

3.江戸時代の清水寺や謎の大仏殿も見れます

今回のアプリでは、有料版では全体が、無料アプリでも全体の６分の1だけですが自由に拡大表示できます。
三十三間堂や清水寺（の一部）と言った有名寺社から、先日このブログでご紹介した「方広寺の大仏」の大仏殿も描かれており、これだけでも楽しめる内容になっています。

■リンク
[Kyoto Maniacs]京都に存在した２つの大仏

なお、アプリのダウンロードページにも注意書きがありますが、このアプリは会場内では使用できないため、このアプリで事前にじっくりと観察してから実物を見たり、実物を見てからその詳細をアプリで振り返るという使い方が良いかと思います。くれぐれも会場内で使用しないようご注意ください。

■リンク
東京国立博物館ホームページ

今後も京都関連の良質アプリを見つけたらご紹介したいと思います。

	洛中洛外図屏風 完全版 (Version 1.0.1)
	カテゴリ:	教育
	価格:	￥450
	デベロッパ名:	Nippon Television Network Corporation
	リリース日:	2013/09/04
	対応デバイス:
	現Ver.の平均評価:	(無し / 0件の評価)
	通算の平均評価:	(無し / 0件の評価)
	Game Center:	非対応

　

無料版（機能限定版）

	洛中洛外図屏風 (Version 1.0.0)
	カテゴリ:	教育
	価格:	無料
	デベロッパ名:	Nippon Television Network Corporation
	リリース日:	2013/04/26
	対応デバイス:
	現Ver.の平均評価:	(4 / 6件の評価)
	通算の平均評価:	(4 / 6件の評価)
	Game Center:	非対応