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桜のシーズンも終わり、これから京都は新緑がきれいな季節になります。桜と紅葉の時期はとにかく人が多く、のんびりと観光する気分になれないことが多いのですが、これからの時期は寺社をじっくり見るにはおすすめです。
そんな中、4月13日から「京都ひるバス」が運行開始されました。京都駅を出て、二条城や金閣寺、銀閣寺、清水寺などを回る周遊バスです。
料金は1日乗り放題で大人1名2,000円(子どもは半額)です。500円で乗り放題の市バスと比較すると高いですが、京都の市バスはコースが多く、乗り換えも難しいため、特に京都旅行に慣れていない方や、お手軽に世界遺産を見たいという方にオススメです。
今日はこの京都ひるバスの特徴と注意点などをご紹介します。
1.京都ひるバスの特徴
(1)1日乗り降り自由
この京都ひるバスは、京都駅の定期観光バス乗り場(京都駅(京都タワー側)を出て左側、京都中央郵便局付近)から出発する周遊バスで、1日乗り降り自由です。1時間に1本の間隔で運行しているので、見たい社寺をゆっくり見て次のバスに乗ることができます。
(2)インターネットで予約できる
京都ひるバスのサイトより、乗車の2週間前から予約ができるので、満席で乗れなかったということがありません。
■京都ひるバスホームページ
(3)音声案内付き
車内では、『「京の三閣」と言えば、金閣、銀閣ともう一つは?』といったコース上の社寺に関する豆知識などの音声案内があります。車内アナウンスを聴いて興味があれば降りてみるというのも楽しいかもしれません。
2.コースの特徴
(1)世界遺産を手軽に回るコース
京都市・宇治市・大津市の3市の寺院、神社、城など17の建造物が1994年に「古都京都の文化遺産」として、世界遺産(文化遺産)に登録されましたが、この京都ひるバスでは、そのうち西本願寺、二条城、金閣寺、下鴨神社、銀閣寺、清水寺の6カ所を通ります。さらに金閣寺の近くには仁和寺、龍安寺もあるので、その気になれば1日で約半分を回ることができます。
(2)他の交通機関への接続が便利
周遊コースなので、京都駅を出発して京都駅に戻ってくるコースですが、時間切れや途中で観光ルートを変更することもあります。そんな場合でもこのコースでは、地下鉄東西線の二条城駅、嵐電の北野白梅町駅、地下鉄烏丸線の北大路駅、京阪・叡電の出町柳駅などに停車します。たとえば北野白梅町で下車して、嵐電で嵐山に向かうということもできます。
3.注意点
なかなかコンパクトにまとまった良いコースですが、いくつか注意点もあります。
(1)時計回りのコースに注意
この周遊コースは、上のコース図のとおり、京都駅を出発して時計回りとなっています。このため、清水寺に到着するのは約1時間20分後となります。最初に清水寺からスタートしたいという方にはオススメできません。コースと時間を見ながら乗車を決めることをオススメします。
(2)運行は休日のみ
平日には運行していないようなので、運行日にご注意ください。
以上が京都ひるバスのご紹介でした。車内の音声案内を聴きながらぶらり途中下車の旅というのも良いかもしれません。気になったらホームページをご覧のうえ、ご利用ください。