groovisionsの記事を何度か掲載していますが、意外と需要があるようなので、私のコレクションの中から、普段あまり見かけないようなものを不定期でご紹介し、groovisions作品の幅広さ・奥深さもご紹介したいと思います。
GRV0095
1996年12月29日に京都のクラブ「メトロ」で行われたクラブイベントのフライヤーです。この時は活動拠点が京都の頃で、まだ「groovequest by groovisions」の文字が見えており、デザインとDJの両方をやっていた頃のものです。(groovisionsの前身は「groovequest」というDJ・VJチームでした)
この作品の特徴は、画像では伝わらない「紙の薄さ」です。着色されたトレーシングペーパーに白インクで紋章がプリントされており、とにかく紙が薄く、とにかく手の込んだものです。赤以外にも数色あります。
一見してクラブイベントのフライヤーとは思えないほど、ムダに手がかかっており、そこがグルビらしいところでもあります。
また、まだ彼らのトレードマークともいえるチャッピー(Chappie)のキャラがまだ前面に出てこない頃であり、グルビの初期のアート性を感じることができるので、この頃の作品は大好きです。
この頃はフライヤーを数多くてがけており、今回の作品のようにムダに手がかかっているものがいくつかあるので、また別の機会にご紹介したいと思います。
なお、現在大阪でgroovisionsの最新の展示会「[dddg]groovisions展」(入場無料)が開催されております。4/26までですので、まだご覧になっていないかたは是非ご覧ください。
●私のレビュー記事はこちら
”[デー デー デー ジー] グルーヴィジョンズ” 展に行ってきました